Mercury/32で携帯電話にメールを送ろう

自宅のメールサーバーで、携帯電話にメールを送ろうと思ったらメールが送れなかった、という経験はないでしょうか?
エラーメールは返ってきていない、でも相手にもメールは届いていない、こんなことがあるんです。

実はこれ、携帯電話会社各社のスパム・迷惑メール対策のひとつなんです。
非固定IPの自宅サーバーの場合ほぼアウトですね。
非固定=IPアドレスがころころ変わる→相手を特定できない。
そんな相手が大量のスパムを発信していたら?
ようするにスパムを発信するような人間が自宅サーバーを構築したらどうなります?

というわけで携帯電話会社各社は、非固定IPドメインからのメールをブロックしてしまうんです。
では、私たちに対策はないのか?
一番簡単なのはプロバイダを乗り換えて固定IPを取得することです。

それが嫌なら?
携帯へのメールを転送できるプロバイダのサーバーに任せればいいんです。
メール発信元  自宅サーバー  プロバイダのサーバー  相手サーバー  メールの受信者

mercury/32にはこんな機能が存在するのです。
では、使ってみましょう。

Mercury/32で携帯電話にメールを送ろう

Mercury/32のメイン画面を開きます。
ConfigurationからProtocol modulesを選択します。


Mercury/32で携帯電話にメールを送ろう

MercuryC SMTP relaying clientにチェックを入れます。
同時にMercuryEはチェックが外れます。
OKをクリックし、その後Mercuryを再起動させて設定を反映させます。


Mercury/32で携帯電話にメールを送ろう

再起動が完了したら、ConfigurationからMercuryC SMTP Clientを選択します。


Mercury/32で携帯電話にメールを送ろう

まずは上段、SMTP"Smtp"Host detailsから設定します。
Smart host nameにプロバイダのSMTPサーバーを指定します。

中段、Credentials for SMTP Authentication,if requiredの項目を設定していきます。
ここは要するにプロバイダのメールアカウントの設定と同じですね。
Username、Passwordにプロバイダから指定されたユーザー名(アカウント名)とパスワードを入力します。
プロバイダのメールサーバーがSMTP-AUTHに対応していれば設定はこれだけで済みますが、POP before SMTPにしか対応していない場合は下のAuthenticate via prior POP3 connectionにチェックを入れます。
POP3 hostにはプロバイダのPOPサーバーを入力します。

下段、Generalの項目を設定しましょう。
ここで設定する項目はPoll the queue evryです。
MercuryCはここで設定した時間毎にメールをプロバイダのSMTPへ転送するようになります。
逆に言えばMercuryEからMercuryCになったことでメールのレスポンスは悪くなることになりますね。

以上を実施すると携帯電話にもメールが送れるようになります・・・たぶん。
実は検証できていないんです、私は既に固定IPを取得してしまっていますし。
というわけでちょっと弱気です。

以上でメールサーバーの導入・セットアップは全て完了です。
最後に不正中継を許可していないかチェックしましょう。